自動車での探険
自動車を買う指南 
新車の動態 
行業の情報
中古車の情報
飾りと守り


    サイファはトヨタが他業種とのコラボレートで展開するWiLLブランドの第3弾で、ヴィッツの基本設計を活用し、1.3リッターエンジンを搭載(4WDは1.5リッター)するリッターカークラスのモデルである。昨2001年秋の東京モーターショーで出展された“WiLL VC”がこのサイファの完成形に近い参考出品車だったのはご存知のとおりで、このサイファをもって、前回の東京(乗用車)モーターショーで発表されたトヨタの現実的なコンセプトカーはすべて市販化されたことになる。   幅広くどっしりとした土台にカプセルのようなキャビンを被せたようなサイファのスタイリングだが、そのスリーサイズは3695×1675×1535mm(FF)と、全幅と全高が少し拡大した以外はほぼヴィッツと同寸である。それにしてもレモンイエロー(正式カラー名はKI)、グリーン(同MIDORI)、パステルブルー(同AO)などのサイファは現在の日本の路上で最も目立つ存在といえるかも。
 ご存知の方も多いように、このサイファ最大の売りは“カーコンピューティング”もしくは“カーモバイル通信サービス”の最先端といえるトヨタ独自の“G-BOOK”が初めて搭載された市販車ということである。G-BOOKはSDメモリーカードを搭載するカーナビゲーション(というかカーコンピュータ)本体と高速通信が可能な車載端末(サービス区域はauに準じる)、そしてパソコンやPDAからも操作できるシームレスネットワークがその核となっている。さらに、このサービスが通信料込みで月額550円(1年払いの場合、オプションサービスは別途)という低価格&定額料金で利用できるところが、携帯電話を通信端末として接続しなければならなかった従来の“MONET”や他社の通信サービスと、ユーザー側の意識が決定的に違う部分といえるだろう。「通信速度の遅い携帯電話、しかも通話料金を気にしながら使う」という従来方式では、正直にいって爆発的な普及は見込めなかったからだ。  クルマに搭載されているSDメモリーには通常のDVDナビに匹敵する50mスケールの全国地図データが搭載されているが、たとえばスポット情報やタウンページ情報などは搭載しておらず、そうした高度な検索機能はG-BOOKセンターの最新バージョンにアクセスして初めて可能になるシステムである。またこのSDメモリーには地図データのほかに音楽データ(TAITOの通信カラオケ受信サービスもある)なども記録することが可能だ。また他の通信サービス同様にメール送受信(音声で読み上げもしてくれる)、ニュースや各種情報、ゲームなどのサービスもあるが、普段パソコンなどで使っているアドレスでのメール送受信が可能だったり、ドライブルートを自宅のパソコンであらかじめ作成してクルマにダウンロードできるなど、シームレスネットワークのG-BOOKならではの使い勝手は魅力だろう。  SDメモリーの地図データや音楽データはコンビニやガソリンスタンドなどに設置されるE-TOWERで書き換え?更新が可能。さらにG-BOOKの位置確認機能でキメ細かなロードサービス、クルマの状態をセンターで確認することで“走行距離課金式リース”などの新サービスも導入された。まあG-BOOKにはここには書き切れないほどのサービスが用意されるが、このコンテンツの規格は他の企業にオープンされているだけに普及すればさらなる広がりが期待できる。

 G-BOOKユニットはサイファに標準装備だが、サービス加入はあくまで任意なのでサイファを買ってG-BOOKに加入しないというのも可能ではある。しかし、その状態では“検索機能が非常にプアなSDナビシステム”でしかなく、現実的にはサービスに加入しない手はないだろう。クルマ自体はパッケージングもメカニズムもヴィッツそのもので、室内の居住性や乗り味は、正直にいってヴィッツの1.3リッター最新モデル以外のナニモノでもなく、サイファならではのプラスアルファは皆無といっていい。しかし、この独特のスタイルのために前方の見切りや視角、そして車両感覚のつかみやすさが少々犠牲になっているのは事実で、この「国内専用の少量生産モデルだから」という、あまり誉められたものではない割り切りぶりは歴代WiLLに共通するものだ。   定額料金+シームレスネットワークのG-BOOKは、現時点でモバイルカー通信サービスの決定版に最も近い存在といっていい。もちろん技術的にはまだまだ改善の余地はあるだろうし、また自動車メーカーに限らず対抗勢力が出現する可能性もあるが、来たるべきデファクトスタンダード争いでは「トヨタ車が国内販売の3~4割を占める」という目標に対して、現実はかなり重いはずである。G-BOOKの今後の展開は、来年夏以降に順次メーカーオプションで設定していくとのことだが、となると「G-BOOKを使いたい人は、現時点ではサイファというクルマごと買うしかない」というのがG-BOOK最大の弱点(?)かもしれない
>>>>>>

© 1997-2007 中国シルクロードサイト, 著作版権を持つ
The Logo、シルクロード、Travel Silk Road和Silk Road Travel北京シルクロード展覧展示サービス株式会社登録したブランドである.
本ホームページの内容と関聯するソフトヴェアの版権は、版権の所有者にある.製作権法により、中国シルクロードサイトから書面の許可を出さなければ、誰もが本ホームページの内容のコピー、散布、割り付けなど許さず、許可を貰った場合、コピーした部分は原件の所有権と版権の登載が必要とする.
No part of this website may be reproduced, stored in a retrieval system, or transmitted, in any form or by any means, electronic, mechanical, photocopying, recording or otherwise, without the prior permission of www.travel-silkroad.com.