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茶筅を選ぶ

茶道をやっている方の中には、道具に拘る方が多い一方、茶筅に関しては無頓着な方が多いようです。抹茶が上手に点つか点たないかは、茶筅の良し悪しにかかってきます。

 一般に売られている茶筅には、荒穂、80本立、100本立等、茶筅の穂先の数によって名称が異なります。荒穂が濃茶用、80本立、100本立等は薄茶用になります。

 穂数が多いと点てやすいかといえば、そうではありません。穂数が多くなればなるほど、軸が太くなりますから、かえって初心の人は点てにくくなると思います。初めて抹茶を点てる方は、80本立の茶筅を購入すると良いでしょう。

 茶筅は1本、1本、職人の手作りのため、その工房の技術力が茶筅の出来上がりに反映されます。それゆえ、最近は粗悪な茶筅も見られるようになってきました(穂先を面取りしていないため、点てにくい上、折れやすい、割れやすい)。

 編糸が丁寧に真っ直ぐ

 そこで、茶筅を見る目が必要です。

 良い茶筅の見分け方は、茶筅の節上にある編糸をよく見て下さい。編方が丁寧でまっすぐに編まれていたなら、その茶筅はおおむね合格でしょう。また、編糸の結び目と軸の節に出来ている目(芽)の部分(ここから枝が出ます)と一致しているか、あるいは真反対になっていれば、昔ながらの茶筅技法を以って作っているといってよいでしょう。

 値段が安いからといって、適当に茶筅を買うと、上手に抹茶を点てることが出来ませんので、くれぐれもご注意下さい。



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