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[ ちょっと珍しいけれどこれも『日本茶』 ]

 先に挙げた日本茶の種類の他に、全国的に流通はしていないけれども地元や特定の地域、人に飲まれているお茶もあります。その中のいくつかをご紹介しておきます。

碁石茶
漬物のように茶葉を漬け込んで発酵させたお茶。高知県大豊町でつくられています。
阿波番茶
徳島県の相生町でつくられています。これも、漬け込んで発酵させたお茶です。
寒茶
愛知県足助町や徳島県木頭町でつくられています。大寒の頃につくるお茶です。
石槌黒茶
黴で発酵させたお茶。愛媛県と高知県境の石鎚山麓でつくられていましたが、生産農家は途絶えたといわれています。
青井谷黒茶
バタバタ茶に使うお茶。後発酵のお茶です。
京番茶
焚き火を思い起こす香り。京都独特の番茶です。
美作番茶
岡山県美作町付近でつくられています。昔ながらの番茶を今に伝えます。
白茶
福岡県八女郡の星野村と黒木村でつくられています。白っぽい茶葉からつくられた、旨味たっぷりのお茶です。
ブクブクー茶
沖縄独特のお茶。炒った生米を湯で煮込み、番茶と中国茶を混ぜた茶を炒り米湯で大きな鉢に出し、さらに炒り米湯を加え、竹のササラで泡立てます。少量の小豆ご飯と落花生を入れて飲むのが正式とされています。
ボテボテ茶
島根県出雲地方のお茶。大振りの茶碗に煮出した松江番茶を注ぎ入れ、ササラ形の茶筅の先に塩をつけて泡立てます。十分に泡立ったら、少量のご飯と漬物、佃煮、味噌などを入れ、両手で軽く揺すりながら口へ流し込みます。
バタバタ茶
富山県朝日町付近で飲まれているお茶。黒茶の入った布袋を茶釜に入れて沸かし、茶碗に汲み取り塩を加え、二本合わせの夫婦茶筅で泡が立つまで振ります。

『日本茶』は品種も多種多様
さて先に『日本茶』の種類を製法からご紹介しましたが、これら『日本茶』になるお茶の木の品種はどれくらいあるのでしょう。
 見出しには多種多様と書きましたが、実は「やぶきた」という品種が、お茶の全栽培面積中80%弱を占めているそうです。ほとんどの『日本茶』が「やぶきた」からつくられているといってもいいでしょう。
 ただその他の品種も、量は少なくとも数多く栽培されています。たとえば、こんなに品種があるのです。

· やぶきた
· ゆたかみどり
· さやまみどり
· かなやみどり
· おくみどり
· あさつゆ
· やまかい
· おおいわせ
· やまとみどり
· さえみどり
· やまなみ
· さやまみどり
· するがわせ
· おくひかり
· くらさわ
· くりたわせ
· さみどり
· めいりょく
· やえほ
· ふくみどり
· たかちほ
· おくゆたか
· ふじみどり
· あさのか
· こまかげ
· しゅんめい
· うんかい
· さわみずか
· みねかおり

この他にも現在研究開発中の品種もあれば、昔から栽培されてきて品種を特定できない「在来種」と呼ばれるお茶も多く栽培されています。(現在も「在来種」は「やぶきた」に次ぐ量が栽培されています。)



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