ロッパ族(珞巴族)
チベット自治区東南部に居住、人口約2322人、現インド領内にも同胞がいる。かつては狩猟も行っていたが、現在は、農業に従事。
チベット仏教が入っていない点で、メンパ族とは信仰や文化形態が異なる。
チョウセン族(朝鮮族)
東北3省を中心に居住、人口約192万人。
古くから半島からの移住者があったが、日本の植民地支配の影響も大きい。
稲作を東北地方で早くから始めた。
教育水準が少数民族の中で、最も高い民族の一つです。
ホジョン族(赫哲族)
黒龍江省に居住、人口約4千2百人、中国で最も少ない民族。
ツングース系で、ロシア領内にナーナイ族としての同胞がいる。
松花江、ウスリー江、黒龍江(アムール川)などでサケ類、マス類、チョウザメを捕り、優れた漁業技術を持つ。
川から得られるチョウザメ、サケ、ナマズなどを食糧にするばかりでなく、これらの魚皮を衣服や靴に仕立ててるなど素材として巧みに活用し、「魚皮文化」という特徴ある工芸技術を展開した。
また、くまに対する信仰も重視され、ことに小熊を一定期間飼育し、その霊を山の神のもとに返すのクマ送り儀礼を、かつては行った。
マン族(満族)
清朝の支配民族であった歴史からほぼ中国全土に分布、人口は約985万人、ツングース系。
漢族との同化が進んでいるが、近年、母語復興の動きも見られる。
著名な文学者老舎を初め満族のなかから知識人が輩出している。
シボ族(錫伯族)
満族の一支族で、ツングース系。
清朝時代に東北地方から多くの兵士や家族が徴用され、そのまま新疆ウイグル自治区に定住している人々と、遼寧省に住む人々を合わせて人口約17万人。
シボ族は元来、モンゴル族の被支配民として、大興安嶺の南東に居住していた。農業を生業とし、狩り、漁労にも長じていた。ところで、清の時代に康煕帝がシボ族の強さに注目し、モンゴル族からシボ族をすべて買い取り、八旗の下位組織に編成した。以後、主として満州語を用いるようになったようである。